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女川の町

昨日、女川町へ
それなりの覚悟を決めて....
そしてその変わり果てた町の姿を見て
涙すら流れない状態


これからアップする写真は
石巻へ転勤してきた直後に撮影
まだまだ町撮りを本格的に開始する以前のもの

その頃、SNSの日記に掲載したものを
こちらに残しておきます

....復興した日の為に





午後、雨の中をドライブ。
雨の町撮りも雰囲気が出てイイものが撮れそうだが、
ちょっと足を延ばして隣町の女川町へロケハンに出かける。


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  【女川駅】
うら若き女性がひとり長距離切符を買っていた。
これから帰るのか、それとも出かけるのか?
この待合室の雰囲気が、この女性に対しての疑問を膨らませる。


※この駅舎は跡形も無く流されていた


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  【軒下】
軒下に積み重ねられた生樽と瓶ビールのプラケース。
きっとステキな街に違いない。



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  【面構え】
女川町の駅付近はなぜか薬局が多かった。
そのなかでも一際目立っていたのがこの店舗。屋上の大型看板のせいだろう。


※この建物は辛うじて建っていた
ただ、屋上の看板は流されている


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  【宝錆】
工場脇に置いてあった鉄くず。錆具合がたまらない(笑。
宝石ならぬ宝錆なのだ。



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  【漁港の長屋】
女川漁港に面した建物、一階部分は店舗。2~3階は不明。
料理店からは良い香りが漂っていた。


※ここの1階にあった中華料理屋のチャーハンが美味だった
しかし、こんな立派な建物も津波によって破壊され
今では何も残っていない


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  【新旧】
1階のアルミサッシに対して、2階部分の錆がイイ味を醸し出している。
その錆に吸い寄せられるオイラ....



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  【始発駅】
東北本線小牛田駅から仙石線石巻駅を経由して女川駅まで結ぶ総延長44.9kmの石巻線。
ここ女川駅はその石巻線の終着駅であるが、折り返し列車から見れば立派な始発駅。
出発時間間際に待合室で遊んでいた学生たちが駅員に促されて一斉に列車に乗り込む。


※階段途中に色が付いているところがあるが
これは1960年のチリ地震の津波が襲った高さを表している
しかし、今回の津波はこの高さを軽々と越えてしまった


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  【木とタイル】
木造の店舗の前に敷き詰められたタイル歩道。
よく見ると木とタイルは接しておらず、微妙な緊張感と共に空間を作り出している。



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  【切実なるお願い】
閉鎖された店舗の横で健気に笑顔を振りまく「鉢巻とーさん」。



撮影:2007.10.08 宮城県牡鹿郡女川町
"ELEVEN" ( FUJIFILM FinePix F11 + FUJINON ZOOM LENS 8-24mm F2.8-5 )
by sabi-camera | 2011-04-14 03:00 | 0311負けない東北!
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