急げ!街撮り

街撮りの基本は
「撮れる時に撮れ」
が、鉄則!

「美味しい建物から取り壊される」
という有名な格言もあるように、昨日まであった建物が今日には無くなっていた....というコトもあるのだ


これから紹介する建物は昨年秋に札幌から宮城へ転勤して間もなくその存在を知ったのだ。
なかなか撮影しに行くチャンスが無く、年末の押し迫った時期にやっと出かけるコトができたのだが....

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1921年に建築された旧仙北鉄道・登米駅舎。
軽便鉄道として1968年まで鉄道駅として活躍し、その後は宮城交通(バス)の営業所兼待合室として利用されてきた。しかし老朽化という波には勝てずついに解体という最悪のシナリオに....
その前に記録に残しておこうと出かけてみたのだが、なんと撮影当日より解体作業が始まった!。オイラは呆然と立ち尽くす....それでもと作業の邪魔にならぬようシャッターを切る。



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駅としての名残はこの車輪と



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腕木式信号機
ただ痛みは激しい



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僅かな段差のプラッとホーム
現役当初の高さなのかは不明



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改札口
ここで幾多のドラマがあったことだろう



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外された長椅子
ベンチというより長椅子という言葉が似合う



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待合室からホームを望む
そこには軽便鉄道の車両は無く、解体物を運ぶトラックの姿が



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駅といえば広告看板
外されて床に放置されていた



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待合室には既に解体されたものが積まれている
天井に配線されていたのだろう碍子もあった



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プラットホームの軒に吊り下げられていたスピーカー



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側溝の蓋も趣が



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駅事務室の壁にかけられた花輪が寂しさをいっそう醸し出している



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緑十字に安全を誓って運行していたに違いない



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すでに窓が外された駅舎
痛々しい



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軽便鉄道を利用したことがあるという地元のご婦人
昨日までの姿から一変した駅舎を見て固まっていた



撮影していて切ない気持ちになったのは初めてだった

「こんな歴史を刻んできた建物を壊すなんて」
「この歴史を保存しないと」
そんな声を上げても、そんな経済力は微塵もない
そう。オイラ達には何もできない

だから写真で残す。それしかできない。

写真は力強くもあり、非力でもある....

この時、そう強く思いました



撮影:2007.12.17 宮城県(旧)登米町
"ISAHAYA" ( OLYMPUS OZ10 + OLYMPUS LENS 35mm F4.5 )
Kodak BW400CN FUJICOLOR CD Photoshop CS にてトーンカーブ調整・リサイズ
(画像を一度にアップするため、画質を落としております)
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by sabi-camera | 2008-05-13 01:07 | 宮城ドボン
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